カレーは、日本をはじめ世界中で愛されている料理ですが、カレーにはさまざまな種類や特徴があります。
カレーは、インドが発祥の地とされていますが、その後世界中に広まり、各国で独自のカレーが誕生しました。
この記事では、カレーとは何か、カレーの種類はどのように分けられるのか、世界のカレーの歴史はどのように変化してきたのかについて解説します。
カレーとは?
カレーとは、スパイスやハーブなどの香辛料を使って味付けした料理の総称です。
カレーには、ルーを使ったカレーライスやカレーうどんなどの日本風カレー、ナンやチャパティなどのパンと一緒に食べるインドカレーやパキスタンカレー、ココナッツミルクを使ったタイカレーやマレーシアカレーなど、様々な種類があります。
カレーは、インドのスパイス料理がヨーロッパに伝わり、それがさらにアジアやアフリカなどに広がって変化したものと考えられています。
カレーの種類は?
カレーの種類は、主に原産国や地域によって分けられます。
カレーの原型インドカレーは北インドカレーと南インドカレーに大別
北インドカレーは、乳製品やナッツを使ってとろみのあるルーを作り、パンと一緒に食べます。
南インドカレーは、ココナッツミルクや酸味のあるフルーツを使ってさっぱりとしたルーを作り、ご飯と一緒に食べます。
インドカレーは、スパイスの種類や量によってもさまざまな味や香りが楽しめます。
インドカレーから派生したカレーには、パキスタンカレー、スリランカカレー、ネパールカレー、インドネシアカレー、シンガポールカレー、マレーシアカレーなどがあります。
これらのカレーは、インドカレーに影響を受けながらも、各国の文化や食材に合わせてアレンジされています。
パキスタン・ネパール・シンガポール・インド・タイ・ベトナム・イギリスカレー
パキスタンカレーは、ヤギや羊の肉を使った辛いカレーが多く、スリランカカレーは、豆やナスを使ったマイルドなカレーが多いです。
ネパールカレーは、豆や野菜を使ったあっさりとしたカレーが多く、インドネシアカレーは、ココナッツミルクやレモングラスなどのハーブを使った香り高いカレーが多いです。
シンガポールカレーは、多民族の影響でインドカレーや中華風カレーなどのバリエーションがあり、マレーシアカレーは、イスラム教の影響で豚肉を使わないカレーが多いです。
インドカレーとは別に発展したカレーには、タイカレー、ベトナムカレー、イギリスカレー、日本カレーなどがあります。
タイカレーは、青唐辛子や赤唐辛子などの色によって分けられる辛くて甘いココナッツミルクベースのカレーで、魚 sauceやライムなどの酸味が特徴です。
ベトナムカレーは、フランスの影響でバゲットと一緒に食べるカレーで、レモングラスや生姜などのハーブが効いています。
イギリスカレーは、インドカレーをアレンジしたカレーで、トマトベースのマイルドなカレーが多く、パイやチップスと一緒に食べます。
日本カレーは、イギリスカレーから派生したカレーで、小麦粉を使ってとろみのあるルーを作り、ご飯の上にかけて食べます。
世界のカレーの歴史は?
世界のカレーは、それぞれの国や地域の文化や食材に合わせて変化してきました。
カレーは、スパイスやハーブなどの香辛料を使って味付けした料理なので、その組み合わせやバランスによってもさまざまな味や香りが楽しめます。
甘いものから辛いタイプに濃厚からさっぱりまでカレーのバリエーション
カレーは、辛いものから甘いもの、濃厚なものからさっぱりとしたものまで、幅広いバリエーションがあります。
カレーは、パンやご飯、麺などの主食と一緒に食べるのが一般的ですが、その食べ方も国や地域によって異なります。
カレーは、世界中で愛されている料理なので、色々なカレーを試してみると、その国や地域の文化や食文化に触れることができます。
カレーの歴史は、インドのスパイス料理がヨーロッパに伝わったことから始まります。
16世紀から17世紀にかけて、オランダやスペイン、イギリスなどのヨーロッパ諸国がスパイス貿易のためにインドやアジアに進出しました。
その際に、現地のスパイスを使った料理に出会い、その味に感動したヨーロッパ人たちは、それを「カリ」という言葉で報告しました。
この「カリ」という言葉は、タミル語で「おかず」や「スープをかけたご飯」を意味する言葉でしたが、ヨーロッパ人たちはそれをスパイス料理の総称として捉えました。
やがて「カリ」がなまって「カレー」と呼ばれるようになり、ヨーロッパにもカレーが広まりました。
イギリスのカレーから世界に広がる
ヨーロッパで最もカレーに関わりの深い国は、イギリスです。イギリスは、18世紀から19世紀にかけて、インドを植民地化しました。
その際に、インドのカレーに魅了されたイギリス人たちは、インドからスパイスやレシピを持ち帰り、自分たちの好みに合わせてカレーを作り始めました。
イギリスカレーは、インドカレーに比べて甘くてマイルドな味付けになりました。
また、イギリスカレーは、パイやチップスなどのイギリスの伝統的な食べ物と組み合わせて食べるようになりました。
イギリスカレーは、19世紀にはイギリスの国民食として定着しました。
イギリスからは、カレーがさらに世界に広まりました。
イギリスは、19世紀から20世紀にかけて、世界の多くの国や地域を植民地化しました。
その際に、イギリス人たちは、カレーを持ち込んで現地の人々に紹介しました。
また、現地の人々も、イギリスカレーに影響を受けながらも、自分たちの文化や食材に合わせてカレーを作り始めました。
日本カレーは、明治時代にイギリスから伝わったカレーが、日本の食文化に溶け込んで変化したものです。
日本カレーは、小麦粉を使ってとろみのあるルーを作り、ご飯の上にかけて食べます。
日本カレーは、日本の家庭や学校などでよく作られるカレーで、懐かしい味がするカレーです。
カレーとは?種類は?世界のカレーの歴史は?まとめ
この記事では、カレーとは何か、カレーの種類はどのように分けられるのか、世界のカレーの歴史はどのように変化してきたのかについて解説しました。
カレーは、インドのスパイス料理がヨーロッパに伝わり、それがさらに世界中に広がって変化したものと考えられています。
カレーは、インドカレー、パキスタンカレー、スリランカカレー、ネパールカレー、インドネシアカレー、シンガポールカレー、マレーシアカレー、タイカレー、ベトナムカレー、イギリスカレー、日本カレーなど、様々な種類があります。
カレーは、スパイスやハーブなどの香辛料を使って味付けした料理なので、その組み合わせやバランスによってもさまざまな味や香りが楽しめます。
カレーは、パンやご飯、麺などの主食と一緒に食べるのが一般的ですが、その食べ方も国や地域によって異なります。
カレーは、世界中で愛されている料理なので、色々なカレーを試してみると、その国や地域の文化や食文化に触れることができます。
以上、カレーとは?種類は?世界のカレーの歴史は?についての記事でした。
カレーに興味がある方や、カレーについてもっと知りたい方は、この記事を参考にして、様々なカレーを試してみてくださいね。
それでは、美味しいカレーライフをお過ごしください。
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